INFORMATION

イベント・講習会など、Yamamoto Athlete Farmからのお知らせです。

 | イベントトピックス

ワールドカップ パランカラヤ レポート

Team Athlete Farmの活動レポート

報告者:山本幸平

■インドネシア・パランカラヤにて5月19日WCのXCE(エリミネーター)競技に初参戦を僕が行いました。今までXCOをフォーカスして行ってきた為に、XCEを出場する事に抵抗を感じていました。そして、今が出場できるチャンス、タイミングがあるのであればということで、挑戦を決めました。

まずは、この競技の特徴としての説明として。

はじめに、個人タイムトライアルでタイム計測を行い。本戦へ出場ができるかどうかが決まります。上位32位が本戦のヒートへ4名が同時に走り今回の場合は2周回で上位2名が次のラウンドへ進める。その後、トップ16位、トップ8位、決勝となります。

僕自身は、昨年の全日本選手権大会に1度出場していたので、少しは流れがわかっています、Asia Union TCS Racing Teamのチーム帯同でもWCをサポートして現場を知っているとでイメージはできていました。

1戦1戦が、もう決勝だと思って挑もうと決めていました。

久しぶりのレースの舞台や再びWCの舞台に立つ事ができている興奮などが心の中で感じ取っていました。レースは冷静かつ最後のスプリントに勝負する展開になったので、ここぞとばかりに最後のコーナーを攻めてスプリントへ僅か0,02秒差で2位通過!ベスト16へ進みました。ベスト8へ向けたレースは、2周目まで後方4番手でギリギリ離されないハイスピードの展開でしたが、2番手の選手が、まさかの大転倒で3番手のライダーも巻き込まれてしまい、僕は、ギリギリ避けることができて、2位でゴールすることに。

これもXCEにはよくある事ではあるが、ラッキーな展開となりました。

そして、いよいよ決勝に進めるかどうかの準決勝のレース。身体の筋力が衰えているのを感じ、すでにパワーを継続的に発揮することが難しくなって4位のままゴールとなる。

これで、終わりかと思ったら、5位〜8位を決めるレースもあると言われ、

リカバリーをする為に集中する。これで最後だと言い聞かせて走る。2周回まで4位。ラストのストレートで少しでも前でゴールする思いでスプリントをするも届かず。4位でのゴールとなり。初めて参戦したWC8位でゴールすることができました。

正直、本戦に進めるだけでも良いかなと思って挑んだレースで、こんな成績がでてしまう事は、僕は本当にラッキーな男だとも思うが、今まで積んできた経験が結果に繋がったということも多く感じる場面が多いので、ベテランの味を発揮できた素晴らしいレースとなりました。

今回で感じた大きな収穫としては、僕の走りつづける意味?!

を再確認ができた事である。プレイングマネージャーとしてチームを引っ張っていくことで、選手は、僕には負けたくない、負けてはならない!という良い意味での心の状態を作れること。アジア内では、未だ世界とは大きな差がある中、僕が走り伝えることで、甘くない緩くない世界がある、でも必ず達成できる事を伝えていければ、僕の走る意味は生きていくし、それを行う必要性があるのが現状のアジアのレベルだと思う。僕は、それだけの事を成し遂げてきたのは事実であり、

誰にも分からない努力はしてきた。第一線を退き、チームを運営していく中でも、走る意味がある。この活動に理解しサポートしてくれている皆様に心より感謝をしています。

そして、アジアのMTB発展の為に、活動を行っていきますので、今後ともに応援の程、よろしくお願いいたします。

Photo:@citymountainbike