S-Works Epic Word Cup ライドレビュー
新たな新時代のMTBバイクを手に入れた感覚だ!

初めて乗った時は、まるでリジッドバイクに乗っている感覚になり、ペダリングのパワーをダイレクトで伝わる感覚やパキッとした乗り味に驚きました。前に進む推進力を感じました。
その後、高速でのライドや根っこ、岩場のあるボコボコ道へ行った際に、初めて、このバイクがリアサスペンションも付いている事を思い出させてくれる安定感があり、現代のクロスカントリーコースに多い、ハードなテクニカルセクションでも走りこなせるだけのスペックとなっている事を感じました。

今現在は、新しいControl SLシートポストを使用していますが、ダンシング時にバイクを左右に振った時の軽さがあり、最後のスプリントでの効果はあるなと感じます。
このバイクの最大の特徴でもあります、RockShoxと共同開発したSIDLuxe WCID (World Cup Integrated Design) ショックは、エアスプリングのポジティブ側とネガティブ側を独立して調節できるユニークな機構を採用しており、Epic World Cupの75mmのリアトラベルは、よりロングトラベルのバイクのような操作性と走破性を感じられます。クローズ付近で乗れるように設計してあるため、サグを25%にセットした100mmトラベルのバイクと同じトラベル量が得られるという情報ですが、本当に、ほとんど昨年まで乗っていたS-Works Epic と大差を感じないリアのストロークで下りも攻めることが出来ていますので、日本のどのコースでも、この1台で走り切ることが出来ると感じました。

シマノのXTRで組み上げたバイクで、僕の乗っているLサイズ約9,5kgとなっています。

シートポストをドロッパーシートポストに変えたり、タイヤ幅を変えて見たりすることで、様々な用途で走れるバイクなので、僕自身も、もう少し試しながら、自分の好みに合ったsettingを見つけて見たいと思います。